団体情報
「困った時はお互いさま」の精神を大切に。
わたしたち「さわやか北摂」は、創設者である久恒千里の「高齢者や障がい者を応援するためのボランティア活動」からスタートをしました。
最初は「さわやかサービス北摂」という名の任意団体で1995年に活動を開始。しかし、ボランティア活動は社会的な意義こそ大きいものの、ボランティア故の制限も少なくなく、2000年に法人化をし、現在の「NPO法人 さわやか北摂」となりました。
2019年4月1日からは、「家事援助」や「移送サービス(福祉有償運送)」などをより充実させるため、「地域のたすけあい活動」と「地域の居場所」を、「認定NPO法人さわやか千の里」に発展的に移すことにいたしました。
「NPO法人さわやか北摂」と「認定NPO法人さわやか千の里」は別法人ですが、同じ志を持つ「さわやかさんグループ」として共に活動しております。
任意団体での設立以来「困った時はお互いさま」の精神で、どなたでもご利用いただける場所であるという想いはこれからも変わりません。
一.謙虚なこころ
一.相手の立場に立つ
一.思いやりのこころ
一.奉仕のこころ
一.感謝のこころ
全ての人々が自由で尊厳ある人生を送ることが出来るよう
私たちはお手伝いさせて頂きます。
さわやか北摂誕生までの道のり(久恒記)
若い頃からボランタリー活動に精を出して来ました。およそ40年に渡り各種の社会貢献活動に携わってきました。その最初のきっかけは、長女が小学1年生に入学した時、障害のある男児の子供さんと一緒のクラスになったことでした。私達親子は戸惑いつつ、男児のお母さんと仲良くなり、更に親御さん達のグループとも親しくなっていきました。親子で共に畑を耕したり、イベントに参加したりして、仲間意識が高まっていきました。
他方で、50年以上前から広がってきたこのニュータウンには、公園の隅やあちこちでお年寄りの方が淋しそうに腰かけておられる姿をよく見かけました。外では寒い日も多いので、公民館の一室を借り「あけぼの会」と名付けて10年間ボランティア活動を続けました。何をするにも資金集めから始めますので、あちこちでバザーをしたり、手作りの花鉢を立派に育て、花市で8万円稼いだ事もありました。資金集めに精を出し8年後の1995年夏「さわやかサービス北摂」として任意団体を立ち上げました。
「困った時はお互いさま」のスローガンは、今も変わりません。
無償のボランティアは続けるうちに互いに遠慮がちになり、長続きさせるのは難しいことが分かり、団体設立時にはたとえわずかでも有償サービスに致しました。阪神淡路大震災の起きた年の夏に立ちあげましたが、最初のご相談者は、震災に合われて神戸から川西市に避難されて来られた方でした。忘れられない設立時の思い出です。その後も頑張り続け、2000年の夏には「NPO法人さわやか北摂」に成長しました。
設立から26年目を迎えましたが、コロナウイルスに街は振り回されたりの日々が続いています。
NPO法人という市民活動には、どれだけ頑張っても国や市町村からの支援はありません。先進国アメリカやヨーロッパの国々との格差を感じずにはおられません。アメリカのように一流企業に勤めるには2年間のNPO活動を経験してから!とは夢のまた夢の世界です。しかし、私達の草の根活動はハシリだったので、各種の広報紙やテレビ局の取材などで全国 に広がるお手伝いができたのも良いことでした。いずれにしても困った時はお互いさまでいきましょう。
(令和3年2月 久恒記)